Forza Horizon 5(FH5)にて、RWD車のオンロードS1クラスにおける高速スプリントコース向けのアップグレードについて説明します。
- Forza Horizon 5 RWDオンロードS1クラス 高速スプリントコースのアップグレード←今回の記事です。
- Forza Horizon 5 RWDオンロードS1クラス 高速スプリントコースのセッティング
はじめに
今まで、RWDオンロードS1クラスではHORIZONメキシコサーキットやルックアウトサーキット(テクニカルコース)にてアップグレードやセッティングを行ってきました。
以前のアップグレード・セッティング記事はこちら。
- (改訂版)Forza Horizon 5 RWDオンロードS1クラスのアップグレード
- (改訂版)Forza Horizon 5 RWDオンロードS1クラスのセッティング
- Forza Horizon 5 RWDオンロードS1クラス テクニカルコースのアップグレード
- Forza Horizon 5 RWDオンロードS1クラス テクニカルコースのセッティング
しかし、下記のような高速スプリントコースでは以前の記事のアップグレードやセッティングでは良いタイムが出ません。
そのため、高速スプリントコース専用のアップグレード・セッティングを考える必要があります。
アップグレード対象車及びコースの紹介
まず、アップグレード対象車は2020 CHEVROLET CORVETTE STINGRAY COUPEになります。
コースはグラン・パンタノスプリント向けにアップグレードを行います。
グラン・パンタノスプリントはアクセル全開区画が長い超高速コースです。
加えて、高速コーナーが中心のため、高速域のハンドリングも要求されます。
S1高速スプリントコース向けRWD車へアップグレードする時に注意すべきこと
まず、高速スプリントコースでは最高速が伸びなければ話になりません。
そのため、エンジンパワーを上げることを優先にアップグレードします。
具体的には、下記に注意してアップグレードを進めます。
タイヤ選びは慎重に
基本的に、タイヤコンパウンドはセミスリックタイヤを中心に考えます。
しかし、PIが不足しエンジンパワーを上げられない時は標準タイヤを使用します。
また、タイヤ幅については可能な限り太くします。
タイヤは太く、ドレッド幅は広く
タイヤ幅については、前後共に太くしてグリップを上げます。
ドレッド幅についても広くすることでハンドリングを良くできます。
シャーシ補強/ロールゲージは行い、軽量化は優先順位を下げる
シャーシ補強/ロールゲージは重量が重くなるものの、少ないPIでハンドリングを大きく改善できます。
そのため、シャーシ補強/ロールゲージはアップグレードします。
一方、軽量化については優先順位を下げてパワーを上げます。
エンジンのアップグレードは重くなってもパワー優先で考える
高速スプリントコースではエンジンのアップグレードはパワー優先で考えます。
具体的には、下記の順にエンジンのアップグレードを行います。
- ターボ・スーパーチャージャーへ吸気方式の変更
- インタークーラーのアップグレード
- 冷却系のアップグレード
- ターボ・スーパーチャージャーのアップグレード
- 点火系・燃料システム・排気量・バルブのアップグレード
- インテーク・ピストン/圧縮比のアップグレード
※排気系のアップグレードは車重が軽くなりPIを大きく消費するため、行いません。
エンジン換装ではトルクカーブがフラット、またはレブリミットまで緩やかに上昇するエンジンを選択する
中速のトルクが太く、高回転域でトルクが落ち込むエンジンは車速が伸びにくくなります。
そのため、トルクカーブはフラット、またはトルクがレブリミットまで緩やかに上昇するエンジンを選択します。
この手のエンジンは高回転域でも車速の伸びが落ち込まなくなります。
加えて、最大トルクが細くなれば立ち上がりでリヤタイヤにかかるトルクが小さくなります。
アクセルオン時のオーバーステアを抑えることにも繋がります。
ブレーキのアップグレードは制動距離で判断する
ブレーキのアップグレードはPIを大きく消費するため、制動距離で判断します。
具体的には、97km/h-0km/hの制動距離が35.0m以下になるようにアップグレードします。
テスト走行してブレーキが間に合わなければ、ブレーキのアップグレードを見直します。
これで、浮いたPIはエンジンパワーに回すことができます。
エアロはフロントバンパーがダウンフォース調整できないものも検討する
基本的に、フロント・リヤ共にダウンフォース調整できるエアロを装着します。
しかし、PIが不足し速度が伸び切らない時やパワー不足の時もあります。
フロントのみダウンフォース調整できないものに変更することも検討して下さい。
トランスミッションは標準またはスポーツ仕様も検討する
基本的に、トランスミッションは自由にギヤ比を変更できるレース仕様を装着することが多いです。
しかし、標準またはスポーツ仕様で問題ない場合は、余ったPIでパワーアップできることがあります。
但し、RACING V12等、高回転型エンジンはクロスミッションでないと加速しません。
そのため、高回転型エンジンは多段ミッションをクロスなギヤ比でつなぎます。
アップグレード
それでは、2020 CHEVROLET CORVETTE STINGRAY COUPEをアップグレードします。
換装
まず、エンジン換装を行います。
RACING V12へエンジン換装します。
次に、吸気方式を変更します。
パワーを上げるために吸気方式をNAからターボに変更します。
その後、ボディキットを装着します。
ボディキットを装着すると、より太いタイヤを装着できグリップを上げることできます。
エアロ/外装
エアロ/外装ではウイングをつけてダウンフォースが調整できるようにします。
今回、ボディキット装着によりフロントダウンフォースが調整できるようになっています。
そのため、リアウイングのみ選択可能となっています。
リアウイングはダウンフォースが調整できるものを選択します。
タイヤ/ホイール
タイヤ/ホイールのメニューに入ります。
今回、タイヤコンパウンドは標準のまま変更しません。
フロントタイヤ幅とリヤタイヤ幅を太くすることでタイヤグリップのキャパが増えます。
基本的には、フロントタイヤ幅、リヤタイヤ幅共に最大で問題ありません。
ホイールスタイルでは、一番重いホイールを装着しPIを節約します。
また、フロントホイールサイズ、リヤホイールサイズは変更しません。
駆動系
まず、クラッチありMTを使用しますので、クラッチはアップグレードしません。
次に、トランスミッションは8速のレース仕様のトランスミッションを装着します。
多段ミッションを装着する目的は各ギヤをクロスさせてパワーバンド外さないためです。
駆動系アップグレードはスキップし、デフへと進みます。
デフはレース仕様を装着します。
車体/ハンドリング
車体/ハンドリングのメニューに入り、ブレーキ、ボディ、足回りのアップグレードを行います。
まず、ブレーキのアップグレードですが、ノーマルの制動距離を確認します。
ノーマル時の97km/h-0km/hの制動距離が33.3mになります。
35.0m以下となっていますので、ノーマルのままにしておきます。
次に、スプリング/ダンパーはレース仕様を装着します。
続いて、スタビライザーはフロント、リア共にレース仕様を装着します。
同様に、シャーシ補強/ロールゲージについてもレース仕様を装着します。
軽量化は行いません。
エンジン
まず、重量も増えますが、一番馬力を上げられるインタークーラーをアップグレードします。
レース仕様を装着します。
次に、オイル/冷却装置のアップグレードを行います。
こちらもレース仕様を装着します。
その後、なるべく馬力を上げられるエンジンアップグレードを探すと、燃料システムのアップグレードとなりました。
レース仕様を装着します。
S1クラスに収めるための微調整
ここで、駆動系のアップグレードができないか確認します。
無事、PIが900のまま駆動系のアップグレードができました。
現時点での、横G・制動距離・加速・最高速の情報は下記です。
もう少し最高速が欲しいです。
アップグレードの見直し
そこで、アップグレードを見直して更なるパワーアップを図ります。
まず、駆動系のアップグレードを標準に戻します。
続いて、スプリング/ダンパーにてレース仕様からオフロード仕様に変更します。
更に、燃料システムを標準に戻します。
エンジンパワーが14psダウンします。
ここで、エンジンブロックをレース仕様に変更することで20psパワーアップできました!
アップグレード見直し後の横G・制動距離・加速・最高速の情報は下記です。
加速性能、最高速がアップしています。
横Gは下がっていますが、後程、初期セットアップで見直し前と同じレベルになります。
初期セットアップ
このままではオンロード向けではありませんので、足回りをオンロード向けに初期セットアップします。
そこで初期セットアップとしてサスペンションのスプリング、車高、リバウンド減衰力、バンプ減衰力の各数値をオンロード向けに調整します。
一旦、サスペンションのレース仕様を装着し、チューニング画面にてスプリング、車高、リバウンド減衰力、バンプ減衰力の各数値の画面コピーを撮ります。
下記はレース仕様装着時のスプリング、車高、リバウンド減衰力、バンプ減衰力の各数値です。
その後、再度オフロード仕様のサスペンションを装着します。
そして、チューニング画面にてスプリング、車高、リバウンド減衰力、バンプ減衰力の各数値を可能な限りレース仕様サスペンションの数値に合わせます。
初期セットアップを行うことで、横Gがアップグレード見直し前と同水準になりました。
一方で最高速が少し落ちています。
下記がHORIZONメキシコサーキット向けアップグレード時の横G・制動距離・加速・最高速の情報です。
以前より制動距離と横Gが小さく、加速と最高速が高くなっています。
チューニングの保存
最後に、アップグレードが完了したら、チューニングを保存しておきます。
チューニングを保存するのは、走り込みを行いながらチューニングを変えて行き詰った時に原点に戻れるようにするためです。
今回のアップグレードの詳細は下記になります。
共有コード「127 025 494」にて公開しています。
以上、Forza Horizon 5(FH5)にてRWD車のオンロードS1クラスにおける高速スプリントコース向けのアップグレードを説明しました。
次回、グラン・パンタノスプリントを走りこんでセッティングを行っていきます。
そちらもぜひご覧ください。
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